レボルビング装置が欲しいので作る!Part 1

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赤道儀に自由雲台を載せると便利なんだけど、時々狙った角度まで行かない時がある。凹みのある部分を回転させ合わせてやっと狙えるアングルに出来たりする。これが真っ暗闇だと緩めるダイヤルがどこにあるか探ったり間違ったり、結構イライラする。

レボルビング装置とはカメラのアングルをタテ・ヨコ・ナナメ自由に変えられる装置です。
K-ASTEC レボルビング装置(RR-110)が販売されていたようですが、今は販売終了しています。そもそもフルサイズのカメラ用ではなかったようです。

ネット探すと結構自作している人が見つかったので、早速自分も3Dプリンターで作ることにしました。一番気をつけなければならないのは強度。もし折れたり裂けたりしてカメラが落下なんて想像もしたくないので。

CAD完成図 ダミーに5Dを載せて

所有しているカメラは、EOS 6D。ネットでフリーの5DのCADデータが見つかったので、6Dとは微妙に大きさ違うけど、とりあえず5Dでクリアランスや問題点を検証。薄いグレーの部分は既製品を利用します。

何度か試作を繰り返し、強度も問題がないことが確認出来ました。

まず回転機構の部分をどうするか悩みました。ネットを探すと中華テーブルの回転台を利用してレボルビング装置を作っている人がいました。そのアイデアを頂きました。外側と内側のリングのそれぞれ合わさる面にベアリングの溝を作る方法です。

溝に直径4mmの鉄球を94個並べます。

内側のリングを嵌めます。はい、これは物理的に無理です。内側と外側の隙間は1mmなので。

横にスチールボールを入れる穴を作りました。外側と内側の溝を合わせてから、スチールボールを入れていきます。94個入れ終わったら、蓋をします。蓋をすると縦方向にも横方向にも強い大きなベアリングの出来上がり。

断面はこんな感じ。

4mmのスチールボールが入る溝は、4.15mmにしました。4個試作品を作りガタがなく一番スムーズに回ったのが4.15mmでした。4.2mmだとちょっとガタが出ました。ただ、回転しながら撮影する訳ではないので、あまりここにこだわる必要はありません。ただの自己満足の追い込みです。ただし、3Dプリンターは、フィラメントのメーカー、フィラメントの種類、印刷温度、室温、湿度などで収縮率が違うので、一発では上手く行くことは少ないです。その場合は、スライサーで101%〜105%拡大して印刷します。因みに今回は、用途や強度を考えてフィラメントはPETGを使用しました。

これをベースにカメラを乗せる部分、雲台等に取り付けるArca Swissのベース、回転を固定するダイヤルをiPadのCADアプリで設計していきました。カメラを取り付けるときにネジなどが飛び出ているとカメラにキズを付ける可能性があるので、一切突起物がないように気をつけて設計しました。既成品のネジの長さを想定し、すべて埋め込まれるようにね。

カメラを乗せる部分はPart 2で。

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