昨夜は、月明かりで明るい空だったので、3Dプリンタで印刷したサイクロイダルドライブ赤道儀のキャリブレーションとコンパクトハーモニックドライブ赤道儀の試運転を行ってきました。
まずはサイクロイダル赤道儀ですが、ASiair Plusとつないで使用しました。アプリによる極軸合わせもかなり慣れてきたので4分以内でニコニコ顔(極軸があった状態)に出来るようになりました。自分なりのコツですが、三脚の水平を追い込むことだと思っています。その後、キャリブレーションと言えどもただの星では面白くないので、定番のM42(オリオン大星雲)で行うことにしました。GOTOも全く問題なし。ガイドキャリブレーションも完了。ガイドスタートです。まずは露光時間を10秒・20秒・30秒・60秒・300秒で撮影してみました。300秒は100%星が流れました。60秒は上手く星が点に写るときもあれば流れるときもありました。30秒以下は確実に点に写りました。
やはりギアも3Dプリンタで印刷したものなので、精度の限界だと思いました。時々大きくブレてしまうんです。
iPadの画面キャプチャにDeNoiseAI処理してから、Macのプレビューでカラー調整。これでいいんじゃない?笑
ガイドが安定しているときは非常に良い感じ。ただ、DECとRAのグラフがほとんど同じ動きをするのは理由が分からん・・・・
次にいつもの馬頭星雲
30秒以下の電視観望(Live Stacking)は安定的に実用的に使えることが分かった。作った甲斐があるよ!
ASiair Plusの中にはFit画像も保存されていますが、iPadにJpeg保存したスタック済みの画像をDeNoiseAi処理→Macのプレビューでカラー調整でもういいやってなってる・・・結果は下の2枚
これでサイクロイダルドライブ赤道儀は、本当に完成とします。今後実戦投入していこうと思います。半年開発してきて報われた感じ・・・ホッ
次にコンパクトハーモニック赤道儀。先発の大きいハーモニック赤道儀は回路を壊してしまい取り寄せ中のため休止中です。
CADによる完成予想図。被写界深度も表現できるようになったShapr3D。アップデート毎に良くなってる。
こんなシリンダーを重ねた複雑な形ですが、サポート無しで印刷してるんです。ここは自慢!
実はコンパクトにするためにハーモニックギアを新しいアイデアを取り入れて作りました。完成度が非常に高いと思っていたのですが、どうもその新しいアイデアが、謎のピリオディリックモーションを生み出すみたいで、全く星が点に写りません。流れた写真ばかりで保存もしなかったので写真はありません。
コンパクトにするために基板も手作業で作ったのに・・・70mm x 40mmの最小OnStep回路
ちょっとガッカリしたので、しばらくお蔵入りにして気が向いたらギアを再設計する予定です。
それより面白いものを思いついたので、今週末までにそれを仕上げようっと!
赤道儀完成おめでとうございます。
(あれ、いつの間にか585MCやFMA180が。。。)
コンパクトで使いやすそうな電視環境です。
ありがとうございます!
バレましたね・・・もう一つ赤くて冷たくなる奴も買ってしまいました。
585MCは、本当にゼロアンプグローでダークがなくても何とかなっちゃいます。お陰で385MCはガイドカメラに格下げになりました。
三脚を工夫すれば、赤道儀も含めて鞄に楽勝入ります。
自分で作った架台が電視に使えるなんて愉快ですね。おめでとうございます。「それより面白いもの」も楽しみ。
ハーモニック赤道儀はiPadでモデリングをされたのですか?😲
ありがとうございます!
僕はCADは、ほぼiPadのShapr3Dを使っています。後発なのでまだ機能が足りない部分もありますが、後発らしく良い機能も沢山あります。プラグインでギアなどを作るときだけFusion360を使ってエクスポートしています。
面白いものは、本当に面白いですよ!笑
お楽しみに!既に動作確認は終わって、回路を詰め込む作業をしています。