早速、これが赤道儀で使えるかどうか試作してみた。出力軸用の12個の13mmベアリング要らなくなり、組み立ても大幅に簡略化できる。入力軸に円形ギアが2枚追加になるので24mmのベアリングが2枚追加になる。ただパーツの数は大幅に減る!
シングルの時は、外歯のピン用にダボピンをAmazonで買った。これが結構コストに影響したので、今回はホームセンターでφ3mm-1mのアルミ棒を2本買ってきて、ちまちま18mmにカットした。168円/mだったので、これまた大幅にコスト削減。手間だけど工作してる感じがする。テーブルソーを使ったので20分くらいかかったかな。全部で70本!
それで試作機の出来ですが・・・・
右から3番目の黒いパーツ(以後、出力プレート)ですが、この中に二つ目のギアボックスが入っています。これが三脚につながり赤道儀本体を回転させることになります。
まずバックラッシュが完全にゼロ!これは凄いことだと思う。しかし問題点が一つ。百聞は一見にしかず。
出力プレートの内部のギアの回転のガタ(バックラッシュ)を歪みで吸収する設計ですが、その歪みが回転動作に伝わってしまい、軸がウネウネしています。減速比1:595なので、回転よりもウネウネ動きしか分かりませんね(ギアボックスが揺れています)。これじゃぁ、使い物になりません。たぶん、出力プレートとギアの距離が近すぎたのだと思います。
コンパクト化するために出力プレートの中にギアを入れましたが、それが間違いでした。少し距離を離して2号機を試作することにしました。シングルの時も0.1mm単位で試作繰り返して辿り着いたので、また続くのか・・・・
ただ、部品点数が減るのでトータルで1万円位で作れるかも。
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