春に完成していたハーモニックドライブ赤道儀。というか春からブログをサボっていたので、その赤道儀自体も公開していませんでしたね。
実際の写真
札幌は4月〜8月の間で夜快晴だったのは、たったの7日。実戦投入に2回出撃しましたが、2回とも雲に阻まれて精度の確認はできませんでした。9月7日やっと快晴の夜がやってきました。
結果は、上記のガイドグラフのようにガイドエラーが0.71と非常に安定したガイドができました。もう市販の赤道儀と変わらないのではないでしょうか?僕は、市販の赤道儀(経緯台)はAZ-GTiしか使ったことがないので比べられません。
撮影対象はM31(アンドロメダ銀河)。180秒 x 36枚。エラーは一枚もなし。すっかり使い方を忘れたPixInsightで画像編集。
それで完成した赤道儀は、1:100中華ハーモニックドライブを2個、1:5.18ギアNema17ステッパーモーターを2個を購入してそれを赤道儀とするために3Dプリンタをパーツを作りました。今までは、1万円〜3万円で赤道儀を製作してきましたが、今回は材料費が6万円ほどかかりました。しかし、可動部分が金属なので、ギアから3Dプリントした今までのDIY赤道儀とは精度が比べ物になりません。市販で販売されているハーモニック赤道儀が20万〜30万することを考えるとコスパも最高だと思います。3Dプリントパーツも13点、印刷も1日もあれば終わります。組み立ては、20個のインサートナットの埋め込みとネジ止めだけですので、2時間もあれば終わります(コントロール基板を除いて)。
超シンプル。コーンパクトでポータブル、名前をコーンポタ赤道儀にしようかと・・・www
内部はこんな感じ。
重さは、RA(赤緯)パートは800g。DEC(赤経)は784g。合計1,584g。見ての通り分割式です。
分割して縦に繋いで収納します。赤道儀がどれだかわかりますか?
ビジネス鞄に三脚も含めて余裕で入ります。
M33(さんかく座銀河)180秒 x 10枚
一番大変だったのは、如何に小さく格好良くコントロール基板(OnStep)を組み込むかでした。最初はNema17の底面と同じサイズに収めることに拘ったので大変でした。そのサイズに収まるESP32を探すことから始めました。収まるのはWemos D1 miniのみでした。ESP32C3などもっと小さいサイズもあるのですが、OnStepはまだ未対応でした。Wemosだけでほぼそのサイズになってしまうので、2階建てにすることにしました。2階は裏表でモータードライバと降圧コンバータを配置。ギリギリでした。
まじで良く収まったなって感じです。
その後、基板を収める部分を円筒形しました。強度が増してよかっと思います。
続く
congratulations for your work, I would like to build a mount like this. Do you plan to make the information available to build it? Thanks and clear skies
Hi Roberto,
Sorry for my late reply.
Yes I am planning to open this project. Please wait.
Regards,
Ken
Hello Ken,
This is a great design, are you going to publish the build please? I am interested in building such mount.
I already have an Openastrotracker and a CEM25p, I could add one more to the collection…
thanks