miniPC (Quieter2 MeLE)にUbuntu(Kstars & Ekos)環境構築 Part-3

Ubuntu

環境構築内容

  1. TP-LinkのWi-Fiアダプターを設定する。(リモート接続の距離を伸ばす)
  2. WiFiの優先順位を変更
  3. モニターレスVNC接続環境を設定

1、TP-Link AC1300でリモート接続の安定と距離を伸ばそうと思います。

こちらのサイトを参照させていただきました。

dkms status

エラーが出た場合、dkmsのパッケージをインストール。

sudo apt update
sudo apt install dkms build-essential linux-headers-generic

ドライバをダウンロードするためにgitをインストール。

sudo apt install git

ドライバのインストール。

git clone https://github.com/morrownr/88x2bu.git
cd 88x2bu
sudo ./install-driver.sh

不要になったり間違った場合、削除するには、

sudo ./remove-driver.sh

WiFiアダプターを抜き差しすれば使用可能となる。

2、この状態だと内蔵WiFiが優先されているのでこれを変更します。

まず、追加のWiFiアダプターを抜いた状態で優先順位を見てみます。

route -n

内容を確認したあと、追加のWiFiアダプターを挿してもう一度優先順位を確認します。

route -n

二行目に先程なかった行が増えていると思います。これが追加のWiFiアダプターです。これの優先順位を上げます。ifmetricをインストールします。

sudo apt install ifmetric

先程、表示させた追加のWiFiアダプターのインターフェイスとMetricの数字を確認します。Metricが一番小さいネットワークが優先されるので、600が一番小さかったのでケチですが1引いて599に設定。wlx000000はインターフェイスの欄の文字列に変更します。

sudo ifmetric wlx000000 599

反映されているか確認します。599が一番上にあればオッケー。

route -n

どれくらいWiFiが安定するかこれから検証します。

3、モニターレスVNC環境

こちらのサイトを参考にさせていただきました。

Ubuntuではモニター無しでVNC接続すると画面が真っ黒となる。マウスだけ操作できるけど、それ以上何も出来ない。そこでダミービデオドライバをインストールする。

sudo apt-get install xserver-xorg-video-dummy-hwe-18.04

VNCで接続した画面の表示設定を新規にファイルを作成し保存する。ファイル名の頭の 20は優先順位を示すもので、ファイル名は必ず数値から始まるものを作る。

sudo nano /usr/share/X11/xorg.conf.d/20-dummy.conf

書きをペーストして保存。nanoの保存方法は、ctrl + x → Y → enterです。

Section "Monitor"
Identifier "Monitor0"
HorizSync 5.0-200.0
VertRefresh 5.0-200.0
# 1368x768 @ 60.00 Hz (GTF) hsync: 47.70 kHz; pclk: 85.86 MHz
Modeline "1368x768_60.00" 85.86 1368 1440 1584 1800 768 769 772 795 -HSync +Vsync
EndSection
 
Section "Device"
Identifier "Card0"
Option "NoDDC" "true"
Option "IgnoreEDID" "true"
Driver "dummy"
EndSection
 
Section "Screen"
DefaultDepth 24
Identifier "Screen0"
Device "Card0"
Monitor "Monitor0"
    SubSection "Display"
    Depth 16
    Modes "1368x768"
    EndSubSection
EndSection

VNC接続した時に表示させたい画面サイズを変更するには、赤い2行を下記のそれぞれの行と入れ替える。

# 1024x768 @ 60.00 Hz (GTF) hsync: 47.70 kHz; pclk: 64.11 MHz
Modeline "1024x768_60.00" 64.11 1024 1080 1184 1344 768 769 772 795 -HSync +Vsync
 
# 1280x720 @ 60.00 Hz (GTF) hsync: 44.76 kHz; pclk: 74.48 MHz
Modeline "1280x720_60.00" 74.48 1280 1336 1472 1664 720 721 724 746 -HSync +Vsync
 
# 1368x768 @ 60.00 Hz (GTF) hsync: 47.70 kHz; pclk: 85.86 MHz
Modeline "1368x768_60.00" 85.86 1368 1440 1584 1800 768 769 772 795 -HSync +Vsync
 
# 1600x900 @ 60.00 Hz (GTF) hsync: 55.92 kHz; pclk: 119.00 MHz
Modeline "1600x900_60.00" 119.00 1600 1696 1864 2128 900 901 904 932 -HSync +Vsync
 
# 1920x1080 @ 60.00 Hz (GTF) hsync: 67.08 kHz; pclk: 172.80 MHz
Modeline "1920x1080_60.00" 172.80 1920 2040 2248 2576 1080 1081 1084 1118 -HSync +Vsync
 
# 3840x2160 @ 60.00 Hz (GTF) hsync: 138.90 kHz; pclk: 740.06 MHz
Modeline "3840x2160_60.00i" 740.06 3840 4160 4584 5328 2160 2162 2168 2314 -HSync +Vsync

これで、モニターを外しても、VNC接続ができるようになります。ただし、モニターを接続した時は、今度はモニターに何も表示されなくなってしまいます。一々コマンドでダミードライバを無効にするのは面倒。ここは物理的なダミーHDMIブラグの方が良いかもしれいない。これなら抜き差しだけで切り替えできる。

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